中途採用の面接においてチェックされる項目の一例(食品メーカー)

中途採用の面接においてチェックされる項目の一例(食品メーカー)

中途採用の面接試験において客観的に人物を評価します。採用企業は面接試験を実施する際には面接チェックリストを活用しています。面接ではただ単純に話をして質問をするだけではなく、その企業の採用基準に沿った人材であるかどうかのチェックが行われています。そのチェック項目を知っていればおのずと面接対策でもどのように回答していくのかが見えてくるはずです、今回はある食品メーカーの面接チェックリストを参考に確認していきます。

とある大手食品メーカーにて実際に採用面接において使用されていたシートを参考までにお見せ致します。

(現在はこの企業は別の面接シートを使用しています。)

抜粋とはなりますが、こちらを基に人物を見極め2次面接(最終面接)に進んで頂くか判定をしていきます。これを見ると非常に細かく採点までしている会社もあるのです。

すべての会社がこのような面接チェックシートを使用していることはございませんが参考までに多角的に人材を見極めようとしているのがよくわかります。

評価段階:採用可能レベルを5段階(優A~E劣)で評価する。採用不可は『F』を記入

以下のコンピテンシーと予定役割等級から評価する。
利益志向・・・・・・・・・(劣1・2・3・4・5優)
顧客志向・・・・・・・・・(劣1・2・3・4・5優)
革新性&柔軟性・・・(劣1・2・3・4・5優)
チームワーク・・・・・・(劣1・2・3・4・5優)
職業観・・・・・・・・・・・(劣1・2・3・4・5優)
成長意欲・・・・・・・・・(劣1・2・3・4・5優)

役割別評価
予定役割等級と候補者自己申告の役割の整合性を評価する
課題把握
構想・企画
実行推進
セルフマネジメント
対人対応
ヒューマニティ
リーダーシップ
チーム・自組織マネジメント

その他専門スキルについても詳細をヒアリングし、(優A~E劣)で評価する

共通項目として
・希望職種/やりたいこと
・希望職種に対しての本人の能力/経験
・面接職種について説明したか、していないか
・本人希望とのマッチ度 高い/低い/不明
・当社志望理由
・現職/前職退職理由(退職理由に妥当性はあるか)
・他社応募状況
・質問(本人からの質問 あり なし 具体的に)
・質問に対する当社からの回答

特記事項(気付いた事、気になった事、最終で留意すべき点、マッチ度が低い、不明の理由など)

総合判断
・是非採用
・次へ
・保留
・不採用
・採用不可

・合否判断理由

・2次面接への申し送り事項。

上記の事をきっちりとヒアアリングを行います。

皆さんが考えているより細かいと理解いただけますでしょうか、

自身の面接対策にお役立てください。

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転職にはわずかな妥協も必要です

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