中途採用の面接での転職理由(退職理由)の伝え方 ①

中途採用の面接での転職理由(退職理由)の伝え方 ①

中途採用における面接では、転職理由は面接の最初の段階で質問があることが多く、そこをうまく乗り切らないとその後の面接に大きく響いてきます。転職理由・退職理由の作成がうまくいかない、面接でその質問が来ると空気が変わる、面接が通過しなくて悩んでいる転職希望者の方に転職エージェントが面接対策の秘訣をお教えします。

転職理由はマイナス印象を極限まで抑える

中途採用の面接においてはそのまま本音の部分での退職理由(転職理由)を伝えてはマイナスに転じる事も多くあります。具体的にどう伝えるかを例をあげてみます、

①社内の人間関係に嫌気がさした→ 周りと連携を取り仕事を進めたい

・皆と意思疎通を取りながら仕事がしたい

「前の会社は、個人の売り上げが重視されていたため、個人で行動する機会がほとんどでした。しかし、私自身は周囲とコミュニケーションを取りながら仕事を進めるのが得意なタイプです。チームで団結し一つの目標に向かってまい進し、成果を挙げたいという思いが強まり、退職を決意しました」

②社長がワンマンでついていけない→ 自分の目標にあった働き方をしたい

・自分の意見やアイデアを活かして新しい仕事にチャレンジしたい

「前社は硬直的な組織で、若手社員が意見やアイディアを発表する場はほとんどありませんでした。年齢や社歴に関係なく、自由に意見が言える職場で働きたい、新しい仕事にどんどん挑戦し続け、スキルアップしていきたいと考え、退職を決めました」

③ノルマがきつい→ 営業という仕事そのものに打ちこみたい

・クライアント1件1件とじっくり腰を据えてやり直したい

・顧客と長く信頼関係を築いていける仕事がしたい

「前社では常に高い目標数字が課せられ、1件の顧客に時間を割くことができないのが悩みでした。顧客要望をじっくり聞き出し、それにこたえられる仕事がしたい、そして長く取り引きいただけるような信頼関係を築きたいと思い、退職を決めました」

この様に同じ内容の退職理由でも、表現の仕方によっては プラスの印象を与えることが出来るのです、よく事前に自身の何故に転職をするのか、退職をして他の職場へ行こうと考えているのかを第3者が聞いて、それならば転職が一番ベストだという印象を持ってもらうように変換しておきましょう。

⇒中途採用の面接での転職理由(退職理由)の伝え方PART2

⇒中途採用の面接での転職理由(退職理由)の伝え方PART3

 

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転職活動における志望動機形成/中途採用の面接で必ず聞かれる質問

中途採用の面接で必ず聞かれる、面接3大質問。志望動機、転職理由、これまでの経歴。この3つは転職活動を行うのであれば初期の段階で形成しておきたいポイント。その中でも志望動機はなぜその企業を志望するのか、そしてその会社でどうなっていきたいのかまで言及する必要があり、その理由であれば当社を受けに来るのは当然だと思わせるくらいの作りこみが必要。面接だけではなく、書類選考の時点でも重要視されます、転職サイトなどでも気軽に応募が可能な時代ですので、なぜに志望するのか明確にしておいた方が書類選考も通過しやすいはずです。

志望動機は曖昧さを排除する

志望動機を述べる際に、よくありがちなのは

「御社のその製品をよく利用していて…」

であるとか

「皆さん対応が素晴らしく活気がありそうなので…」

一見よさそうですが、企業や面接官を持ち上げるだけになってしまっているのです、少し薄っぺらい感じです。

食品メーカーの場合に多いのも御社の商品力に惹かれてなんて回答が実はお世辞的にしか映っていないという事もよくあります。

起業がどうのこうのは、二の次で、その会社のフィールドで自分がどんなことをやりたいか(やれるか)そして将来的にどんだけのメリットをもたらす事が出来るのかを表現する必要があります。

企業を持ち上げたり、おべんちゃらを使うのは会話のコミュニケーションとして、雰囲気をよくする効果あり、問題ないのですがそれだけだと最近の面接ではいい人だけど薄っぺらいだけの印象となってしまいます。

志望動機とは、その企業に入社したら何をしたいのかを述べ、熱意を伝えること。ポイントは

「なぜその業界なのか」

「なぜその企業なのか」

「なぜその仕事なのか」

の3つの質問に答えられることです。

まずは、あなたが転職活動をを始めてからその企業を志望するまでの経緯を考えてみましょう。

最初はいろいろな業界や企業を見ていたはずです。その中で、途中で興味がなくなった企業と志望する企業の違いは何だったのかを整理してみる。その違いが分かれば、なぜその業界や企業、仕事を選んだのかが見えてくるはずです。

自己PR~志望動機まで関連性を持つ

自分はどんな人物で、どんなビジネススキルがありそれを御社というフィルードで活躍していきたいか明確にすれば志望動機は自ずと面接官の心に刺さります。

最終的には、自己PR~志望動機の説明の流れで、今日ここに面接に来るのは必然であったなと面接官に思って頂けたら成功だと思っても過言ではありません。

志望動機は転職だけに限らず新卒の就職活動でも行ってきたことだとは思いますが、社会人経験を経た今だからこそ具体的に食品業界を志す理由、その会社で活躍していきたい理由を考えてみましょう。志望動機形成でお困りであれば転職エージェントに相談するのも一つの手です、一緒に最善の応募企業ごとの志望動機を考えることが出来ます。

 

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面接NG事由集/面接対策

過去に面接で落ちた方の企業側から出てきた「NG 理由」をご紹介していきます。NG理由を見ると企業の面接官がどこを見ているのか一番はっきりわかります、こちらを参考に面接前にはネガティブにならないよう対策をしておくことが大事です。食品企業が人材を見極める際には人とのつながりを大事にしていたり特徴的なものもあります、しっかり面接を乗りきれるように確認しておきましょう。

説明不足、準備不足によるNG

■全体的に説明の具体性がなく、行動実績がみえない
■具体的に何ができるのか(専門性)、面接を通して見えてこない
■技術的に深みがない(深みについて面接で理解することができなかった)、食品人材として足りないと判断
■話が冗長で表層的
■自身の手で行った仕事の話が具体的に聞けない
■今ひとつ質問の意図が汲み取ってもらえない
■研究開発職にも関わらず、やりたいことが明確でない
■相手の言っていることを全体として捉えて答えることができない、質問の意図が通じない
■何をやりたいか何で貢献できるか、また志望動機やキャリアアップについて語っていただけなかった
■職歴書の内容を具体的に語ることが出来ない

上記は、事前準備等で回避できることが往々にしてあります。具体例を挙げて説明し、思慮深くしっかりとコミュニケーションをとり相手が信憑性を感じるようにお話することが大事です。

熱意不足、志望度不足によるもの

■全般的に理解が浅く、探究心に欠ける
■論理的に考え、話す力に不足を感じる
■専門性は非常に高いが、応用範囲が狭くこだわりが強過ぎて、入社後の柔軟性に疑問がある
■転職動機が極めて不明確
■自分の能力と経験について客観的な認識ができていないため、希望と実力の間にギャップがある
■論理的思考がやや弱く、年齢に期待するリーダーシップやマネジメント力が期待出来ない
■転職や仕事に対する考えが甘いと感じられた
■志望動機が不明確
■キャリアプランが不明確
■コミュニケーション能力が不足
■志望度合が低そうである、受験意思およびやる気に疑問
これらも、企業研究をしっかりとしてのぞむのはもちろんの事、自分自身の事についても深く探求し、話に深みを持たせ、決して薄っぺらい話で終わらないように必死にコミュニケーションを心掛けていく事が重要です。食品業界の企業は比較的コンサバティブで形式的にこだわりを持って面接を実施する場合も多いので基本事項はしっかり丁寧に押さえておくことが重要です。